簡単に言うとe-mailを使っておしゃべりしましょう、と言うことです。 普通のe-mailでのやり取りと違うところは、通常のe-mailは一対一の通信手段ですが それを限定多数(もしくは限定少数)に拡張するための手段がメーリングリストなのです。
mlについて説明する前によく比較されるネットニュースなどについて説明しましょう。
ネットニュース
「ネットニュース」というのは紙メディアでいうところの「新聞」です。対象となる読者は不特定多数で、インターネットに接続可能な人であれば 特別な手続きも必要なく、ニュースリーダさえあって 接続できるニュースサーバがわかれば、無料で読むことができます。
よく「ニュースを購読する」といいますが、基本的には無料です。大手のパソコン通信などからも読むことができる場合もあります。
紙メディアの「新聞」と決定的にちがうところは 「だれでも投稿できて、ボツがない」ことです。
ニュースは階層化されたグループに分けられており、 fj.*、tnn.*、japan.*が日本語のニュースグループです。
たとえばニュースグループ fj.rec.comics は
- fj
- 日本語の
- rec
- レクリエションの
- comics
- コミック
に関するグループというふうになっています。※fj.* 以下のグループでは商目的記事の投稿は禁止されています。
特に指定がない場合、投稿された記事は世界中に配信されますが、バケツリレー方式で配送されるため 時間がかかったり、記事の順序が入れ替わったりするため、 元の記事が来ていないのに記事に対する返事(followと呼びます)が先に来たりすることがよくあります。
特定の組織内にのみ配信されるグループはローカルニュースと呼びます。
- ニュースリーダ
- ネットニュースを読むためのソフト
- ニュースサーバ
- ネットニュースのサービスを提供するネットワークに繋がったコンピュータ
- インターネットプロバイダが用意しているものや、公共用(有料、または無料)のものもある
書き込み可能なWebページ
ここではページ読者が意見を送ると、意見がページに反映され、 それをまた別の読者が読めるようなWWWページのことを 「書き込み可能なWebページ」と呼ぶことにします。これは、「駅の掲示板」のようなものです。
セキュリティ上は問題があるのでハガキにたとえられます。
「電子メールの一斉通信」というのは、印刷(コピー)された ハガキ(e-mail)を複数(特定多数)あてに出すようなものです。
実際には、e-mailの送信先(To:)に宛名を複数指定することで実現できますが、
当然、「発信者」は全ての「宛名」を知っていなくてはなりません。
ただ、毎回全ての宛先を指定するのは面倒ですから、宛先を「グループ名」などで
指定して、そのグループに登録している全員を指定した事と同様の効果を得られます。
通常これをエイリアスと呼びますが、これはe-mailの発信側のソフトで実現しています。
パスワードなどによって不特定多数に公開されていないWWW掲示板や、 パソ通の会議室(会員が限定されている場合、Closed User Group:CUG などとよばれます)とのちがいは、これらが、WWWや会議室を見にいくなど しなくてはならないのに対し、 MLでは、投稿するときはe-mailを送るのと同じ手順であり、 投稿されたものがe-mailとして各参加者に「配送」されることです。
ですから電子メールをやり取りできる環境さえあればメーリングリストに参加し、 いろいろな人と(もちろんmlのメンバに限りますが)コミュニケーションができます。
ちなみに 現在日本にある「公開されているML」のリストが
ODAJIMAさんの「odajima's ML page」
http://www2j.meshnet.or.jp/~odajima/ml/
にあります。
簡単ですがおわかりいただけたでしょうか。
ODAJIMAさんの「http://www2j.meshnet.or.jp/~odajima/ml/」 も 参考にしてください。
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